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2017年11月

2017年11月26日 (日)

Cubase9のプリセットの修復

Cubaseに標準についているDrum Sample"Groove Agent SE4"とLooper"Loop Mash"のプリセットのwavがCubaseから無くなってしまった不具合の修復が明確になったので、メモしておきます。

【症状】

プリセットは見つかるが、中に入っているwavが見つからない。

【原因】

Cubaseのインストーラで設定するVST Soundのインストール先のパスがメチャクチャになっていたため。

Cubase9でおかしそうなのは、"Groove Agent SE"のVST Soundのインストール先は、

"C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Content\VST Sound"

なのに、"Groove Agent SE Acoustic Agent"のVST Soundのインストール先が、

"C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Content\Groove Agent\VST Sound"

になっているなど。

*[ユーザー名]は、ログインしているアカウント名です。
*AppDataフォルダは隠しファイルになっています。

 

【修復方法】

  1. Cubaseのインストーラを起動し、問題になっていそうなコンテンツを削除("Content"含む)。良く分からなかったら全部。
  2. Cubaseを再インストール。その際、VST Soundのパスを下記に設定。
    • Padshop : "C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Content\potshot\VST Sound"
    • Groove Agent~(3種) : "C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Content\Groove Agent\VST Sound"
      *Defaultと異なります。
    • HALionSonic SE :
      "C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Content\HALion\VST Sound"
    • MIDI Loops, Content :
      "C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Content\VST Sound"
  3. インストール

2017年11月24日 (金)

ArdinoからMicro:bitへ

インテル、超小型チップ「Curie」生産終了を発表--「Arduino 101」販売終了へ

相変わらずというか、上手くいかないもののIntelの撤退の速さにうんざりします。101は、Arduino陣営の分裂のゴタゴタに巻き込まれてしまった感もあり、不遇な製品ではありましたが...

Micro:bit

Arduinoが揉めているうちに、Micro:bitが、その地位を取って代わろうとしています。

LEDが5x5=25個実装されていて、そこに文字、絵文字が簡単に表示できるAPIが最初から実装されており、各種センサ、BLEも実装されて、価格もArduinoより安いとあれば、こっちに流れるのも道理でしょう。

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私も購入してみました。しかし、Arduino101で作ったBLE-MIDIコントローラーのMicro:bitがまだ作れていません。Bluetooth-MIDIのAPIも既にMicrosoftのエディタで使えるんですが、Betaのせいか、どうも上手く動いてくれません。

Micro:bitはmbedのコンパイラでも動く、ということで、こちらで現在、挑戦中です。

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2大プロトタイピングボード、

の発祥地が、ともにイギリス、っていうのは興味深いですね。現在、携帯電話も自動車も全く存在感のあるメーカーはイギリスにはありません(ダイソンはイギリスが本社)。それでもIoT時代を見据えた教育に力を入れているということは、アメリカ、ドイツ、日本、韓国、中国などが考えている将来とは別の将来を見据えているようにも見えます。

2017年11月10日 (金)

通信半導体の買収の歴史(2) Broadcomm社

今日は、Broadcom社です。

Broadcom社

本業

WLAN、Bluetoothが非常に強く、iPhone、Galaxyの2大スマートフォンのWLAN/Bluetoothは、ほぼ出始めからこのメーカーの製品が搭載されており、また、Appleの製品、先述したiPhoneだけでなく、iPad、Mac、Bluetoothマウスまで、このメーカーの製品が搭載されています。

また、CPUも手掛けており、そこまで大きなシェアは持っていないものの、お手軽LinuxのRaspberry PIに採用されており、一定の知名度を誇っています。

日の目に当たる製品に上手く入り込んでいる、という印象です。

Beceem社

Broadcom、第4世代通信用チップベンダーを3億1600万ドルで買収へ

WiMAXのICを手掛けていたBeceem社を買収し、近距離無線から広域無線まで対応できるようになったものの、LTEの普及に伴い、WiMAXが急激に収束してしまい、今となっては大失敗と言える買収と言えるでしょう。

ちなみにUQ WiMAXが、今、提供しているWiMAX2+の中身は、LTE(TD-LTE)で、本当のWiMAXの新規契約はできません。

Avago社

整理統合が進む半導体業界、AvagoがBroadcomを370億ドルで買収へ

先述の通り、iPhone、Galaxyには、BroadcomのWLAN/Bluetooth搭載され、勢いがあるように見えたBroadcomですが、2015年、元hpの半導体部門であるAvago社に買収されてしまいます。WLAN/Bluetooth製品は競争力はあったものの、それ以外の製品、WiMAXだけでなくLTE向けチップ等では中々存在感を示せなかったのが要因と推測されます。

Avago社は、高周波用半導体などに強みのある企業で、Phone等の携帯向けのPA等に採用されています。

Cypress社

サイプレス、ブロードコムのIoT事業を買収へ

2015年、BroadcomのIoTに関連するWLAN/Bluetooth事業をCypressに買収します。花形のWLAN/Bluetoothのみ残した感じですね。

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買収の歴史だけ見ると、Qualcommの方が調子よさそうに見えるんですが、今回の買収の噂は、むしろBroadcomが買収を仕掛けたということで、ビジネスの世界は良く分からないものです。

2017年11月 7日 (火)

通信半導体の買収の歴史(1) Qualcomm社

Broadcom、11兆円でQualcommの買収を検討か。Bloomberg報道

とんでもない買収の話が出てきました。ということで、これを記念して(?)、両者のこれまでの歴史を超簡単に振り返ってみます。今日はQualcomm社です。

Qualcomm社

本業

携帯の2.5、3Gの時代に、日本ではau, アメリカではVerizonという2ndキャリアの通信方式、cdmaOne、CDMA2000向けの通信ICを独占供給し、大きくなった会社。

Airgo社 / RFMD社

2QUALCOMM社,Airgo Networks社とRF Micro Devices社のBluetooth関連資産を買収

2006年にWLANとBluetoothの会社を買収します。まだ、スマートフォン夜明け前でしたが、将来、携帯に無線LANとBluetoothは必須になると見越した買収でした。(当時、欧米では、既にBluetoothはヘッドセットで必須となっていました。)

Atheros社

Qualcomm、無線チップメーカーのAtherosを31億ドルで買収

2011年、Airgo買収当時よりずっと大きな会社となっていたQualcommは、WLANアクセスポイント向けで大きなシェアを持つAtheros社を買収します。これでWLAN周りは盤石なものとなりました。

Wilocity社

QualcommがWilocityを買収。Snapdragon 810 で 60GHz帯WiFi 802.11ad対応

2014年、ミリ波を用いた高速無線技術IEEE802.11ad(WiGig)を開発していたWilocity社を買収します。市場に出ているWiGig製品は、ほぼQualcomm社の製品です。

CSR社

クアルコム、英国のチップメーカーCSRを25億ドルで買収へ

2000年台にBluetoothの市場を大きく引っ張ってきたCSR社も、多機能ワンチップ化の流れに乗れず、同じく2014年、Qualcomm社に買収されてしまいました。なお、高音質の「apt-X」を開発したのも、このCSRです。これでBluetooth周りも盤石となりました。

NXP社

クアルコムがNXPを約5兆円で買収へ

Qualcommに買収される前年の2015年、元Motoloraの半導体部門、Freescale社を買収したのですが、2016年、その合併が落ち着く前に、NXP社は、Qualcomm社に買収されてしまいます。この買収の意図は、車載市場向けCPUやIoT向けに期待されるMPU等の小型マイコンの技術が欲しかったからと言われています。

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携帯向けには、CPU(Snapdragon)に携帯向けからWLAN、BluetoothにWiGigまで網羅するRFチップラインナップ、さらに、必要な高周波部品(今回省略しましたが、これも買収を重ねました。)まで、ほぼ全て自前で準備でき、更には車、IoT向けまで、ラインナップを揃えたQualcommですが、何が起きているんですかねえ???

上記記事のようにAppleの訴訟の問題に加えて、一番の成長市場である中国向け携帯向けでMediaTek、High Sillicon(Huawaiiの半導体会社)にシェア争いでリードされてしまっている、など、ビジネスでの苦戦は、色々、話題には上がってはいましたが...

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