日記・エッセイ・コラム

2015年12月30日 (水)

「手軽さ」の無い世界 :: Splatoon ::

Splatoon

今年の一番のヒット商品は、この商品でした。7月中旬頃から始め、3ヶ月位で飽きてくるかなあ、と思っていましたが、年末になっても、まだまだドハマり中で、こんなに自分がゲームに夢中になれるとは思っていませんでした。

このゲーム、年末でも好調なセールスを続けています。ヒットの要因は、TPSの再構築の上手さだったり、キャラクターや各ギアのデザインの良さだったり、音楽の良さだったりと色々ありますが、このゲーム性で、小学生や女子にウケた、というのが驚きです。ポップな見た目と違い、誰でも楽しめる、というような仕組みが一切ない為です。

敵に照準を当てる動作(エイミング)に関しては一切サポートがありません。ローラーを使えば、最初のうちは、ある程度、エイミングできなくても相手を倒せますが、直ぐにそうも行かなくなります。悔しかったら「ヒーローモード」で、練習して上手くなってこい、というのが、このゲームのスタンスで、極めてストイックです。

「手軽に」「簡単に」というフレーズがありふれたスマホ時代に、一所懸命練習しないと中々満足できないようなゲームがヒットする、ということに、次世代の波を感じました。

2012年6月 3日 (日)

敵は関電か現実か? :: 橋下市長の敗北宣言 ::

予想通り、議論が十分進まぬまま、時間切れで原発再開に踏み切ることになりました。

「負けたといえば負けた」=関電大飯再稼働、事実上容認で橋下大阪市長

「負けた」という表現に、やっぱり橋下市長は弁護士であり、組織のトップに立てる人間ではないのではないか?、と感じてしまいました。

また大地震が起きて、原発から放射能漏れが起きたとき、「やっぱり俺の言った通り、止めておけば良かったんじゃないか」って、管元首相と同じように、自分の責任回避発言を繰り返しかねない気がします。

自分の思いはどうであれ、「原発を動かすのは、社会基盤を守るため。万が一、また大地震が起きても、現実を受け入れて欲しい。」のように、市長としての責任ある判断をした、という考えを持ってもらえないようでは、人の上に立たないでもらいたいな、と思います。

刺青問題など、当たり前となってしまっている非常識を正そうとする橋下市長の取り組みには、好感が持てます。ただ、全ての問題が、誰かを敵に見立て対立構造を取って、論理で捻りつぶす、という方法では解決しないことを、できるだけ早い時期に認識してもらいたいものです。

小泉元首相は、この辺が見事でしたね。郵政選挙の時は対立構造を用いた一方、過去の北朝鮮の過ちだけを責め、当時の北朝鮮とは真っ向から対立しなかったからこそ、拉致被害者を奪還することが出来たんでしょう。

どんだけ上から目線なんだよ、って話ですが。

2011年5月13日 (金)

とまらない安易なポピュリズム :: 浜岡原発停止 ::

唐突な浜岡原発の停止宣言は、橋下府知事の大英断発言もあり、世論には、かなり好意的に受け止められてしまいました。

しかし、この判断、あまりにもリスクが大き過ぎます。

電力を確保するために、化石燃料に頼ることになるので、電力会社の負担が大きくなり、そして、電気代の大幅な値上げ、そして国民の負担に繋がることも、解決策の全く見えない大問題です。

しかし、30年で確実に起こると言われている東海沖地震が明日起きたとき、どうするか?ということが、議論が出来ていないことが、何より問題だと思っています。

今回の原発事故では、確かに補助電源に津波対策が施されていなかったことは、大きな設計の問題であったことは、間違いありません。しかし、初動の判断でも大きな問題が2つ起きました。一つは、首相本人が原発に向かったことで、これでベント作業が遅れたかどうかは分かりませんが、多少なりとも、現場に混乱が生まれてしまったと思われます。

もう一つは、アメリカの用意した原発の冷却剤の輸送を断ったことです。たらればを言っても仕方がないのですが、ここでアメリカの冷却剤を受け入れて、直ぐに廃炉判断して冷却作業を行っていれば、全く違った結果になっていたかもしれません。

設計の問題を考えることも重要ですが、今回の事態を受け、今後、同様の事態が起きたときに、どう判断していくか、ということは、それ以上に重要なことだと思っています。それは、リスク0%の福島第一原発で事故が起きたことから分かるように、事故は、浜岡だけで起こるとは限らないためです。

今回の判断が、世論に好意的に受け入れられたのも、今が冷暖房無しで過ごせる気候で、夏の暑さという数ヶ月後の先の心配より、今の原発の方が心配度が上だから、という可能性は高く、実際、ユッケが問題になれば、世論の関心は原発からユッケに向かったように、夏、熱射病が各地で多発するような事態になれば、国民から電気供給に対する不満は、間違いなく出るでしょう。

自分のミスを認められず、日和見な世論にに媚を売る今の政権には、本当にウンザリです。何をどうすれば、引きずりおろすことができるんでしょうか…。

2011年4月 2日 (土)

原発を持つ資格

ブログネタ: 原子力発電について、どう思う?参加数拍手

今回の震災後の原発が危ない、という話がテレビから聞こえ始めたとき、ゴルゴ13の「二万五千年の荒野」という原子力発電所のメルトダウンを扱った話を思い出しました。

この話の最後の方の発電所所長(だったはず)の一言(うろ覚えですが)が今後の日本のエネルギー問題における最大の課題となることは間違いないでしょう。

原発は、安全が確立されてた技術です。問題は、それを扱う人間なんです。

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地震、その後の津波では、全ての原発の原子炉が破壊されなかったことからも、確かに原子炉自体の設計は、十分、安全性が確保されていたと言えると思っています。

今回の福島第一原発の問題は、「冷却装置の電源回りの設計が、地震、津波を考慮された設計になっていなかった」というリスクがあったのにも関わらず、原子炉の復旧に未練を残して、原子炉が壊れてからしか、廃炉の判断が出来なかったという人間の判断にあったと思います。

確かに津波で冷却装置、電源周りがダメになってしまった時点で廃炉の判断をすることは、とてつもなく難しい判断です。それで放射能が漏れない、という保証も無かったし、今、関東で強いられている計画停電の実施も、結局、行う必要が出てくるためです。

判断をより厄介にさせるのが、上手く原子炉を止められた場合の方が、計画停電実施するのが大変なことです。目の前の危機が目に見える今の状況だと、大勢の人、企業がある程度「仕方が無い」と感じて目をつぶってもらえるのですが、目に見える危機が無いのに、計画停電を行おうとすると、苦情が殺到するのが間違いないからです。

ただ、このレベルとなれば、苦情に対する策っていうのは、逆に、技術的には難しい話では無いんですよね。マスコミが間違いなく食いついてくるので、毅然とした態度で粘り強い説得を愚直に続けることだけだったんですが、会見せず体調を崩して辞任した東電の社長も、枝野に任せて雲隠れを続けた管総理も、それに耐えるだけの覚悟が出来ずに今の職についていたようです。

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原発が安全に運用できるかどうかは、技術の問題ではなく、運営側が原発の安全性に対するリスク、利用者からの苦情を、全て受け止められるだけの覚悟を持っているかどうかです。

もう2ヶ月もしたら、震災の悲劇の感情よりも電力供給面に対する不満の感情が高まるでしょう。それに対して、今後の震災に対する指針が決まらないまま、「お客様の声や経済の影響が大きい」という他人に責任を押し付けるような状況で、例えば、福島第2原発を再開させるようなことがあれば、もう日本は、原発を持たない方が良いかもしれませんね。

#関西圏にいるから、書ける話のような気もします…。

2011年3月21日 (月)

優秀な国民の弊害

今回の震災により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

今回の震災後の日本において、海外メディアが驚嘆していることは、たとえ震災時でも規律が保たれていることです。給水所や、配給所で、一列並んで待っているという行為は、信じがたい姿のようです。

一方で、日本政府、原子力安全保安員、東電上層部のミスリードの連続に、世界的な信頼を大きく失いかけています。

この2つの事象、相関しているのではないでしょうか?

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今の日本は、

現場の人間が各自責任感を持って仕事をする→仕事が回る→上層部は、自分が管理できていると勘違いする→いい加減な管理をし始める→責任が重くなっても与えられた仕事をこなす

のスパイラルが成立していると感じています。

このスパイラルは、上層部が無能だから成り立つのではなく、現場の人間が優秀でないと成り立たないんですよね。上層部が無能なだけだと、仕事が回らないので。

隠蔽体質も、このスパイラルにアグラをかいてきた結果でしょう。情報公開しなくても、内部で問題解決できてしまっていれば、公開するだけ損ですからね。

優秀な現場の人間が、無能な上層部を作る、というのも、皮肉なものです。

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しかし、現場の力だけに頼ることは出来ません。現場の力には、限界があります。どうしても問題がその場限りの対応になってしまうので、問題の本質が、残ったままになってしまうんです。

みずほ銀行のトラブルが、いい例でしょう。ツギハギのプログラムを鬼のデバッグで何とか動いていたものを放置してきたため、仕様想定外状況に対応できず、システムの復旧が遅れているものと思われます。ツギハギのプログラムの修正って、メチャクチャキツイんですよね…。

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今回の震災を受けて、日本が大きなダメージを受けたのは間違いないですし、一ヶ月前と同じ日本になるには、かなりの時間がかかるでしょう。

それでも、元通りより先を目指し、特に無事だった私みたいな人間は、ヒトゴトと思わず、政府等の姿を反面教師として、何をすべきか、見直していきたいものです。

2010年12月19日 (日)

裏側が騒がれるワケ :: WikiLeaks ::

ウィキリークス編集長、保釈 「活動続け無実訴える」

最近、マスコミを騒がせているウィキリークスですが、各国政府が騒ぎ過ぎていることが少し気になります。

情報は、出所がハッキリしないものに関しては無価値で、出所がハッキリして初めて価値を持ちます。例えば、ここで私が「来年4月、SonyからiOS搭載のタブレットが発売される。」なんて書いたところで、誰も信用しないでしょうが(モチロン、デタラメです)、この発言をスティーブ・ジョブスがすれば、誰もが真実だと信じるでしょう。

運営している人がどんなに著名人であれ、匿名の人の情報は事実が混ざっていようとも、その出所をハッキリさせない限り真実にはならないんですが、各国政府が慌てふためく姿が、幾つかの記事が事実である、ということの証明になってしまいました。

私自身、政府だろうと企業だろうと、談合だろうと裏取引だろうと献金だろうと、裏側で何やろうと構わないと考えています。人々はこれに対して大きな怒りを叫びますが、その根っこは、それによってもたらされた表向きの結果が、大勢にとって満足出来る結果に至らないことです。

事実、日本のディズニーランドやAppleなど、裏で何やっているか分からない秘密主義の企業ですが、裏ではこんなことが起きている、なんてウワサが立とうとも、時と共に消えていくのは、大勢にとって満足出来る成果が出ているからです。

カリスマが居れば、「誰だか分からない人が書いたインターネットの記事と私、どちらを信じるんだ!!」なんて言って一蹴したんでしょうが、そんなカリスマが今の世界には居ない、ということなんでしょうね。ちょっと前のオバマならできたんでしょうが…。

2010年11月22日 (月)

大手に入るために…

理系や女子、際立つ苦境ぶり 10月時点の大学生内定率

メディアは、内定率の悪い理由の分析として、「学生の大手志向」を上げているのですが、余りにも無責任な分析のように感じます。超高齢化社会に政府の無策など、将来に対して良いイメージが描けないわけですから、少しでも安定を求めて、潰れる可能性が少ないであろう大手を選択するのは、当然の選択だと思います。

ただ、学生は、安定を求めて大手企業を志望しても上手くいかないでしょう。

大手企業が大手と呼ばれるようになったのは、起業者達が気の遠くなるような努力を重ねてきたからこそです。それを無視して、「安定しているから御社に入りたい」、と言うことは、「起業者のこれまでの努力におんぶにだっこしたい」って言っているようなもので、そんな人材を起業側が取りたいと思うでしょうか?

また、今の日本の法律では、戦略的な解雇は基本的に不可能とされていますが、今後もこの状況が続くとは限りません。労働組合ベッタリの民主党政権の間は、まず大丈夫ですが、少なくとも小泉、安部政権の際には、ここにメスを入れる気マンマンでしたし、「大手企業に入社していれば努力せずに将来安泰」、という時代の終わりは、直ぐそこまで来ています。

就職活動程度の努力では安定は手に入らない、ってことを、理解して就職活動に挑むことは、大手に入る最初の一歩ではないでしょうか?

2010年5月17日 (月)

Twitter政権 :: Twitterの危険性 ::

私がインターネットを初めて早10年位経ち、HP作成やWeblogなど、流行りの技術は、一通り手を出してきたのですが、現在のブームとなっているTwitterに関しては、手を出さないようにしています。

反射的な感想をインターネット上に半永久的にログ残すほど、危険なことはないからです。

何も考えずに発する言葉が如何に危険か、それを考えるのに今の政府ほど良い例はないのではないでしょうか?

国会で追い詰められて、適当に5月に決めるって言ってみたところに始まり、苦し紛れに「腹案」を連呼してみたり、その苦し紛れを紛らすために、住民がOK言うか言わないか以前にアメリカがOKを出すはずがない徳之島案や桟橋案を出してみたり、そして、今日も↓みたいな発言が出てみたり…。

基地負担、沖縄より全国へ分散=政府の基本方針で―北沢防衛相

基地負担の分散という意味が全く分からず、前に進むはずがありません。

このように、一回でも、思慮の足りない発言を行うと窮地に追い込まれてしまうし、その窮地を脱するために、苦し紛れでつぶやくと更に窮地なる、なんていう負のスパイラルが起きることは必至です。

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つぶやきは、SkypeやMessenger、もしくはSNSで友人限定にした日記など、あくまで内輪内で行うべきです。トンデモ発言しても、内輪なら大概のことは許してくれるでしょうし、本来の意味でのフォローも出来ます。

つぶやくことで何かが広がると考えているのであれば、広げたいことを、140文字以上使って、HPなりWeblogで、しっかり自分の考えを述べるべきです。

***

つぶやいて何かの反応が欲しいなら、インターネット上につぶやくのではなく、あなたの隣の人に話かけてみてはいかがでしょうか?多分、あなたの求めている反応が得られるでしょう。それが分かったときに、もう一つのことに気づくと思います。Twitterのシンボルが「青い鳥」であることに…。

#今回は、このオチを書きたかっただけっちゃだけです。Twitterブームが過ぎ去ろうとすると、「青い鳥」ネタが氾濫するんだろうなあ、と読んでいます。

2010年2月14日 (日)

理想と現実 :: '11年入社 就職活動 ::

リクルートスーツで決めた学生さん達が電車でよく見かけるようになりました。ということで、今年もそんな時期になったようです。

そんな中、今週、自分の勤めている会社のリクルーターとして就職説明会に主催側として参加してきました。ただ、多少のホンネを話したとはいえ、中々、ホンネのホンネは話せないわけで…。

ということで、ここで少しぶちまけたいと思います。

***

*概要

今年は、かつての氷河期を越えると言われる氷河期と言われていますが、景気が悪いことで新卒の採用数を減らすことは、理に適っていないと考えています。

リーマンショックが引き金で不景気が来たとも言われていますが、本当の不景気の理由は、バブルでの好景気に浮かれていた企業が努力を怠った結果だと思っています。ユニクロ、アップルのようにバブルに踊らされることなく革新を続けた企業は、好景気ですからね。

なので、減らすべきは、新卒採用ではなく、努力を怠った従業員であるべきはずなのです。

しかし、今の日本ではコレが非常に難しいのです。今の日本の法律では、会社がよっぽどボロボロでない限り解雇は行えないことになっているためです。他にも色々あるのでしょうが、これが最大の理由であることは、法律がクリアになっている派遣社員はバンバン切られたことから明らかです。

新卒を取らないのも、派遣切りと同じです。ノーというだけで、何の法律も引っかからないので、こういう選択を取るのです。

新卒を取らないデメリットとしては、金の卵を逃してしまう可能性があることなんですが、その可能性にかけてまで法律と戦う企業は皆無でしょう。法律と戦ったところで、従業員を切ろうが、新卒を切ろうが、どの道、路頭に迷う人が出てしまう、という結果が一緒なので、可能性に賭けて、法律と戦う、という決断はリスクが高すぎます。

どの道、路頭に迷う人が出るという状況は、どう考えても良い状況とは思えないのですが、一企業が、頑張ればどうにかなる問題ではなく、そのことを企業に詰め寄るのはお門違いで、日本全体で考えなくてはならない問題なのですが、ポンと4億を出せる某大物政治家や、月1500万のお小遣いをもらえる某首相のように、働かなくてもどうにでもなる連中がトップに居る以上、政府や国会は動くはずがなく、結局、変わらない、というのが今の日本の現実なのです。多分、本当にボロボロになるまで変わらないでしょう。

学生さんにとっては、非常に嫌な話かもしれませんが、この現実をしっかり受け止めておいてもらいたいです。というのは、この現実を知っておくことが、一つの攻略法であるからです。

好景気なときっていうのは、企業は次の飯のタネを探しているので、現実離れしたフワフワした志望動機や夢を描いている人を好む場合があるので、自分のそういう面を全面に押し出していくことが良いのですが、今は、それではほぼ100%受からないでしょう。

不景気の時代に企業が考えていることは、不景気の中でもマシな部分を強化しようと考えているはずなので、その力を入れようとしている部分をクスグるような志望動機を書いてやることが、はじめの一歩です。

後は、その志望動機を満たせる資質が自分にある、いやらしく書くと、あると見せかけるだけの、大学等の生活を送ってきたバックグラウンドと、それをESで書き切る表現力と、それを面接で魅せるための演技力があれば、どんな企業でも受かるでしょう。

バックグラウンドに関しては、もう今更どうしようもないと思いますが、表現力と演技力は技術なので、少し練習すれば、すぐ差がつくと思います。実践経験で伸ばすのも手ですが、私は大学の就職課を上手く使うのをオススメします。色んな学生を見ているから、ということもそうですが、自分を知らないのに、自分の話を聞いてくれて、しかもアドバイスをくれるためです。良く就職課の人のアドバイスはキツイ、という話を耳にするのですが、友人のアドバイスは配慮して、自分にキツいアドバイスをしてくれないだけであるかもしれない、ということを頭に置いておいてください。

表現力と演技力は、安易に考えれば営業にのみ必要そうな技術ですが、企業に勤めて色んな人と仕事をする以上、絶対に必要な技術なので、覚えておいて損は無いと思います。

*理系の就職活動について

一生懸命さを語るのではなく、経験を積んで御社に必要なスキルを積んできました、ということを示す自己PR、教授の言いなりだったり過去の慣例だったりではなく、なぜ自分がこういう研究をしなければならないのか?ということが明確になっている研究内容発表と、先に書いた会社の向かう先と合致した志望動機を書く&言えれば、大丈夫でしょう。

***

*最後に

散々テクニック的なことを書いておいてなんですが、就職活動で、本当に重要なのは、自分はどういう性格で、どういうモノ。こと、が好きか、っていう部分を突き詰めることです。例え氷河期でも、企業が求める人材は一緒で、テクニックを駆使すれば、どこでも内定が出ると思いますが、入社後、自分の好きなことで無いと、どうしても苦しむことになるでしょう。上に書いたように、そこで辞めても、今の日本にはその受け皿が無いので、居るのも辞めるのも地獄、という日々が続くことになります(そういった意味でも、セーフティーネットの構築は、急務中の急務だと思うんですが…)。内定は終わりではなく始まりであること、それを絶対忘れないでください。

***

*余談

説明会で受けた質問に対して、自分の回答をします。

Q: 大学の勉強は役に立ったか?

A: 自分は役に立った。個人的な意見を言うと、先を見据えた研究をしていれば使えるし、していなければ使えない。研究の延長線で仕事をしたいなら、深く研究すること、
そして、それをしっかりESなり面接で表現すること。 

これは、会場でもこう答えました。仕事でも意識しているのですが、質問者が本当に欲しい答えって何だろう、っていうことを踏まえた上で回答しています。多分、この質問した人は、「研究の延長線上で仕事がしたいから、こういう質問したんだろうなあ」、と思ったので、余計な一言を加えてみました。

Q: 資格は必要ですか?

A: 要らない

多分、こういうことを気にする人って多いと思うんですが、実務をする上で、資格は基本的に要りません(転職は別でしょうが。)。危険物を扱うなどの場合は必要ですが、実務で必要な資格が要るとなれば、会社で取る時間なり費用をくれるはずなので、学生時代には要らないです。実務で必要な資格は実務しないと分からないことも多いですし。学生時代に敢えて資格を取って得られるものは、就職活動で少し有利に働くかもしれない、っていう程度だと思っていてください。更に言えば、自己PRに資格を取ったことだけでは使えない、ということを理解しておいてください。資格を取って得られるものは対外的なPRだけだからです。なぜ、その資格を取ったのか、それが明確に説明できないと、「目的なく行動する人はちょっと…」と、人事に思われ、逆PRになりかねません。

ただ、資格を取ろうとすると、その分野の知識が満遍なく勉強できるので、その道の分野に進もうとしている人は、知識の確認という意味で勉強するのは良いことがと思います。

ちなみに私は、学生時代にソフトウエア開発を取得したんですが、ハードウェア系を志望したこともあって、資格欄には書いたものの、特に聞かれることは無かったですね。ただ、今の部署の仕事h、ハード系とはいえ、3割位はソフトを使う仕事なので、部署の決定には、資格を書いたことが影響しているのかもしれません。

Q: 新しいことっでどれくらい取り入れていますか?

A: ただ、新しいというだけでは取り入れない。良いと思ったら取り入れる。

これも会場で答えました。多分、部署の方針と異なるなあ…。
まあ、会社として、新しいものを取り入れた製品を作ってくれた方が対外的にもいいんでしょうが、モノを作っている側からすれば、株主よりも消費者のことを考えなければならないと思っているので、新しくて悪いものよりも、古くても良いものを提供すべきでしょう。中々、新しいものはどうしてもリスクが伴うので…。
もっとホンネを書くと、新しいものが他人が提供した素材なり工法だったりアイディアだったりする場合、採用する上では、自分の評価と共に、その開発した人物が信頼できる人物かどうか?っていうのも、かなり大きなウエイトを占めます。

***

大手の企業は、これからです。氷河期ということで、多分、「自分の力を出し切る」では、中々、難しいと思います。少し腹をくくって、怪我しない程度に背伸びして頑張ってみてください。

2009年11月29日 (日)

メメント・モリ

今週、遂に1ドル=85円に突入しました。まるで円高対策を行おうとしない現内閣の対応から、近いうちにこの状況になるかな、と思っていましたが、年内にこうなるとは思っていませんでした。

リーマンショック後、日本経済が多少、立て直せたのは、エコポイントや定額給付金という政策よりも、中国の消費が元気だったから、つまり、輸出が元気だったことが、最大の理由です。少子化もあり、今後も日本の消費は減る一方であることを考えると、今後の日本において、円高で良いことは何もありません。

今回の円高の最大の問題は、これに対して、あまりに政府が無策であることです。まるで、ヒトゴトのように円高に対する発言が続いているわけですが、円高は、大企業の売り上げを減らし、そして税収の減少に繋がり、つまり、政治家の給料の源が減るはずなので、もっと危機感があるべきなんですが…。

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この件に関わらず、本当に日本に危機感というものが感じられませんね。

個人的には、少し危機感を煽る政策をとってもいいのかな、と思っています。例えば、正社員の解雇条件をもう少しし緩くして、新卒や中途、派遣社員の採用窓口を狭めないとか、教育レベルの低下で言えば、教師免許を更新制にするとか、テレビの質の低下で言えば、免許取り上げを検討してみることなどです。

程よい危機感は、人の力を引き起こす起爆剤になります。Jリーグでは降格争いが行われているわけですが、下位チームの崖っぷちからの戦いっぷりは毎年、見事で、最初からコレくらいのサッカーしていれば、落ちなかったんじゃないの?、といつも思わせてくれます。

やり過ぎは、当然、士気の低下に繋がるので、中々、さじ加減が難しいのですが、脱出ルートが塞がる前に、日本人の火事場の馬鹿力を見てみたいものです。

まあ、特に雇用と教師免許の件は、今の政権が絶対に近いくらい出来ない政策なんですけどね…。

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