発売して約一年、遂にVistaをマトモに使ってみました。Vistaを導入した理由っていうのが、結構、馬鹿っぽく、Mac miniに仮想マシン入れて、Winとの共存を考えていたんですが、メモリ1Gしか積んでいない(しかって容量じゃ無いような気もしますね。時代は変わったとつくづく感じます。)のに仮想マシンにVistaは有り得ないってことにVista買ってから気づき、余ってしまったからです。
もう一つは、仕事場で、そろそろVistaを導入しようって動きが始まっており、会社では、新規導入モノの切り込み隊長としてありたいので(他人からどう思われているかは無視)、早めに問題になりそうな部分を見つけておきたいからです。
まだ、DAWの方に導入するのは怖いので、DAWにはXP、他のWin作業は(主にOffice 2007)Vistaとデュアルブートにしています。
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で、いろいろ使ってみたのですが、前々から言われていますが、MicrosoftもAppleが大好きだってことが良くわかる変更がVistaでは行われています。最近、OS Xを触り始めたため、尚更、感じます。OS Xを触って感じたWindows XPとの「違和感」みたいな部分が、Windows Vistaに反映されているんですよね。
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1. 閉じるボタンがデフォルトで赤に
この辺で決めつけるのもアレですが、ワザワザ赤くする必要性があるとも思えないです。
2. ツールバーを非表示に
これも、かなりOS Xを意識した部分でしょう。(OS Xは、Windowにツールバーが無いだけで、上部に表示されるだけですが。)Microsoftとしては、Office2007のリボンのようにアイコンだけで、操作してもらおう、って意図は分かるのですが、まだそこまでソフトが成熟できていないように思えます。これもオプション変えれば現れるのですが(明らかにAeroデザインと合っていないんで、デザイナーの美学に反したんでしょうね)、デフォルトで表示させておくべきだったように思えます。
3. 個人フォルダの変更
2000, XPでは、個人のフォルダは、My Documentが一番上にあって、その中に、My VideoなりMy Musicなりがあったんですが、今回は、まずアカウントフォルダがあって、My Documentの扱いはMy VideoやMy Musicと親子関係から、兄弟関係になりました。
この仕様、OS Xの仕様と一緒なんですよね。
ただ、この仕様どうみても失敗です。
Windowsを使い慣れた人なら多くの方が、「システムフォルダとデータフォルダは、別パーティションに分ける」ってことやっていると思います。大本の理由は、結構情けないもので、昔のWindows(Windows 95〜Windows ME時代、所謂、「Win9X」)は、非常に不安定でブルーバックが頻繁に起こり、Windowsを再インストールなんていことは、しょっちゅうだった時代、データを上手く残す方法として、編み出された理論からだと思われます。まあ、NT系になってから、殆ど再インストールは必要なくなり、それを引きずる必要も無いようにも思えますが、例えば、新しいOSのβ版等をを試そうとした時、万が一の事態でデータを失わなくてすむので、今でも、受け継ぐべきテクニックだと思います。(つい最近、私も助けられましたし。)
が、これが少ししにくくなっているんですよね。2000,XPでは、別パーティションにフォルダ作って、My Documentのリンクしてやるだけで、別パーティションへのファイル保存がし易くなるんですが、アカウントフォルダは、別パーティションにリンク付けできないので、非常に不便です。
また、新たに、最初からダウンロードフォルダが追加され、IEでファイルのダウンロードを行おうとすると、最初にここのフォルダが選択されるのですが、これもダメです。ダウンロードフォルダの追加も間違いなくOS Xの影響ですが、OS Xではダウンロードフォルダは、デフォルトでDockから一発アクセス出来るに対し、Vistaではスタートメニューにダウンロードメニューは登録出来ないようで、アカウントフォルダを一旦開いてから、ダウンロードフォルダにアクセスしなければならず、若干、煩わしいです。
まあ、アカウントフォルダにある各フォルダはリンク付け出来るので、最初にセッティングしてしまえばいいだけだし、ダウンロードフォルダだって、一回、場所を変えてしまえば、次からは、その場所になるだけで、大した問題ではありません。
が、少しでも「面倒くさくなった」と感じることを行ってしまうと、こんな些細なことでも人は、使いづらくなった、と感じ、新しいバージョンに乗り換えてくれなくなってしまいます。現在、OSに新しい機能は殆どいりません。XPに必要なのは、バックアップ位です。それだけに、こういう部分こそ、新しいバージョンを出す上で最も気をつけなければいけない部分なだけに残念です。
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総括としては、OS Xの表面部分だけがコピーされている、という印象ですね。開発者もうちょっとOS Xを使い、デフォルトの設定の意義をたどってみれば、もっと良く出来たんじゃないかなあ、という感じです。My Documentのリンクっていうのは、Windowsの隠れた優秀な機能の一つで、OS Xを参考にした結果、これの使い勝手がほんの少し悪くなってしまったのは、残念でした。
確かにWin9Xは、中々のじゃじゃ馬で、学生時代に遊びで使っていたからいいものの、もし社会人で書類書いているときに突然落ちるようなことがあれば、ブチ切れじゃすまなかったでしょう。(まあ、企業の多くはNTを導入していたわけで、そんなことは無かったと思いますが。)その過去を今でも馬鹿にする人が沢山います。結構、官公庁では、反Windows運動もありますしね。そんな現状があるからかどうかは分かりませんが、どうもWindows開発者は、あんまり自分たちの製品に自信が無いみたいなんですよね。Officeにしても、「どうせ使わざるを得ないんだから使うんでしょ」、っていう声をみたことがあります。
でも、Windows 2000,XPは、非常に優れたOSだと思いますし、Office、特にExcelは、現在の世の中にあるソフトの中で最高のソフトと行っても過言ではありません。官公庁等の反Windows,反Office運動なんて、まともにWindowsを使いこなせない人の戯言です。VBAを使いこなせれば、書類仕事は、かなり効率化出来るはずで、人件費削減にも役に立ち、Officeの値段以上の効果が必ずあるはずです。(まあ、企業の人件費削減=残業代の削減で、誰もがハッピーなのに対し、官公庁、特に市役所等は人件費削減=人減らしになってしまい、とんでもない抵抗があるのは目に見えていますが。)
Appleの色気は魅力なのは分かるのですが、その誘惑に惑わされることなく、また一方で、色気の本質を見極め、ときには参考にしながら、進化していってもらいたいものです。
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